男気花飾り。
第17章 フェミニンコートはビジューつき
「寺長根〜…皆川、すげぇフェロモンでてっから…気をつけろよ?」
雑誌を見ながら高木が寺に忠告…
「…だよな…解るか?」
「ああ…バリバリだな…
やれば収まるかと思ったけど…増えるパターンだったとは…ヤバイかも…」
寺と高木が…雑誌を見ながら雑談?いや…深刻に話している…
「…おい…何だよ…。」
高木が…俺をジーっと見つめ…
「皆川、お前から甘い香りがバンバンするんだよ…
多分…フェロモンだ…
盛りのついた…雌…って所だ…気をつけろ!」
はあ?甘い…香り?
俺は体をクンクンと嗅いでみた…
「高木…そんな臭いしねーぞ?」
「…体臭だからな…本人は解らないって…
周りが……クラクラするだけだ…」
うっそ〜ん…
ど〜しようもねーじゃん…
「…高木…なんかいい方法ねーか?」
寺が…深刻に聞く…
「つーか…体臭だろ?
そんなに深刻にならなくても…そんなに…臭いのか?俺?」
「逆!いい香り過ぎんだよ!!!…雅…お前…襲われるぞ?」
ひぇ―――――――――!
何?何?俺……襲われちゃうレベルの体臭なの?