男気花飾り。
第18章 冬色・ニットブルゾン
嫌な予感しかしないから…
部活は、休みたかったのだが…
今日は、冬休み中に遠征する際の細かい打ち合わせがあって…休めなかった
「雅…打ち合わせすぐに終わるから…“UP”で待ってて」
「解った。寺、部活頑張ってこいよ!」
雅は、コーヒーと…甘いフェロモンの香りを漂わせながら俺を見送った…
“UP”までは、高木が一緒だから…大丈夫だとは思うが…
ソワソワしてしまい…
ミーティングも上の空だった…
今日一日…雅の隣にいたが…
皆さん…雅の香りに気がつきつつ…それ以上の行動には移さない…
俺が隣で…威嚇していたのだから…
俺が見ていない…部活やバイトの時間が…
怖い―――――――――…