男気花飾り。
第18章 冬色・ニットブルゾン
コーヒーの香りが…効いているのかは…微妙だが…
今日は…雅の周りに…クラスメートが多くいた気がする…
無駄に、次の移動教室の告知をされたり―――…
プリントを配るのを協力してくれたり…
食堂では、席を譲ってもらったり…
ランチに着いているプリンをクラスの奴からもらったり…
やけに………皆さん…親切だ…
フェロモンだ!絶対、フェロモンだ――――――!!!
「雅、俺のプリンもやるか?」
「へ?いいって…
それに…そんなに…プリン食べられないって」
いつの間にか…雅の目の前には…プリンが3つも…
イラッ…
なんだよ…皆…
俺の――――――…
雅に―――――触るな!
うゎ〜〜〜〜〜〜〜〜…
俺って…
こんなに独占欲が…強かったんだ…