男気花飾り。
第18章 冬色・ニットブルゾン
俺は…苛立ちながら…歩いていた――――…
「まっ…て、寺?寺!」
ハッ…雅の声に…我に返った…
「///寺…痛い!早い!」
後ろを振り向くと…雅が…俺に引きずられているかのように…はぁはぁ言いながらついて来ていた…
「………あ…雅…」
俺は…雅の腕を放した…
「ったく…ど〜したんだよ!さっきから!」
「ど〜も、こ〜もねーよ!!!
ヤンキーに味見って何だよ!千花さんに助けてもらったとか!
千花さんのジャケット借りるとか!
千花さんが【男装】趣味とか!!!
も――――――!!!
千花さんと何話ししてたんだよ!」
はぁはぁ…と…人目も気にせず…
ガキ全開の俺!!!
嫉妬の固まり―――――!