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男気花飾り。

第18章 冬色・ニットブルゾン


「!!!」


俺は!雅の手を掴み―――――――!カフェの裏路上に入った




細い路地…夕方を過ぎた時間帯…


薄暗く…誰も見ない…カフェの裏口…




俺は!雅を強く抱きしめた!!!




「ヤキモチ…ヤキモチだ…俺…ちっちゃい人間だ…」



雅は…俺の胸のなかで…ギュッと俺を掴む…



「寺…心配とか…ヤキモチとか…すげぇ――――嬉しい…」




「でも…俺が、助けたかった…」





「…あれは…俺も…悪かったし……ヤンキーに…ゴミ投げつけちまったし―――」






「……何だよ…それ…」




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