男気花飾り。
第18章 冬色・ニットブルゾン
俺は…雅の…香りを胸いっぱいに吸い込む…
「はぁ…この香り…俺だけのモノにしてーよ…」
「…寺…だけの…じゃん…」
あ〜〜〜〜〜〜…こいつ…
「…皆に…だだもれ…だっつーの…」
「……?」
もう…魔王!ラスボス!
俺は…雅の唇に…自分の唇を重ねる…
「ん……」
雅の…唇…
男の唇だけど…甘くて…柔らかくて…
俺の…快感を上回る…卑怯な唇…
好き……好きだ……
ちゅく…くっぷちゅ…
唇を舌でなぞって…口の中を…ゆっくり舌で…進む…
雅の舌が…俺の舌を…迎える…
あああ…少し震える舌…その舌に…俺の舌ををそっと沿える…
ちゅく…ちゅ…ぷん…
「て…テラ…あ…ン…」
雅の…甘い声…
ああああ……止められない