男気花飾り。
第18章 冬色・ニットブルゾン
「……で、仲直りしたか〜?」
「ヒッ!!!」
「……高木…」
あちゃ〜////
声の方を見ると…
カフェの裏口で、ジーっと俺達を呆れた顔で見ている高木の姿…
「///あっ!えっ////えっ」
って…雅…テンパり過ぎ…
可愛いんだけど…
「…見かけたら声かけろよ」
「いや〜…本格的になってきたら…止めようかなと…」
いやいや、本格的になったら…止められないって…
雅は、まだアタフタしてた…
「あ〜…兄貴からいい情報…フェロモンは…女の生理みたいなもんらしいから…一週間で落ち着くって…
その間…は…別の人のTシャツでも借りて着てると…中和されんじゃねーの?って…」
「…誰かのTシャツってなんだよ…」
高木の兄貴の…情報だよな…怪しい…
クイクイ…
「ん!?ど〜した雅?」
「誰かの…Tシャツ…じゃやだから…
寺のTシャツ…がいいな…」
はぅ―――――――――!!!
その上目遣い!
他の奴にしたら!俺!怒るからな!!!