男気花飾り。
第20章 初詣は控えめ振袖が“吉”
あわわわわわ…
声出せないし!空は向こうだし…
孝君…ガン見してるし…
あ〜〜〜〜〜〜〜!!!動けない…
「ハハハ…」
孝君は…どんどんにじり寄る…
近い!近い!
「今日のマサちゃん!!!何?な〜に!超…可愛い…ネコ?子猫?ふわふわ子猫じゃん!」
おい、おい!鼻息荒いぞ!
困った―――――――…
更にジリジリっと…にじり寄る…
「うん!!!やっぱり!
抱ける――――――――!」
だっ!抱けるって!!!この野郎―――――――――!
俺が…アタフタしていると…
目の前の孝君の後ろから…
ヌッ―――っと影が現れた!!!