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「雅!!!気にするな!!!」


真さんの背から…出よとした寺だったが…



真さんは意外に背も高く…行く手を阻まれる……


しまいには…強い力で寺の手首を掴み…眉を歪ませる!!!





「………て…ら…」



「……先に…教室を出て行ってください…皆川さん…」





冷たい声…




何を言っても……ダメかもしれない―――――――…








「…………ﾊｲ…」



俺は……涙をこらえて……かばんを掴み………



寺を…見た……








寺は…怒ってた…



認めてくれない…真さんにか…




それとも…言いなりになった俺にか―――――――…









今の…俺には…





真さんを……説得する…術はない…




【好き】とか【愛している】とか……




男同士で………どう…説明していいのかわからないし…


最悪…【女装】趣味も…


真さんにしてみれば…



可愛い弟の…悪影響でしかない……












「…ｽｷに……なって…






――――ｺﾞﾒﾝ…なさい……」






俺は……涙をこらえ――…



笑って――――――…教室を…






…出た――――――…