男気花飾り。
第24章 スプリングコートを春風になびかせて…
「―――――…もしもし」
寺の…低い声…
いつもなら…ドキンとして…
安心する声なのに…
今日は……落ち着かない…
「真にぃ……今……
新幹線、父さんと母さんの所に雅を連れていく…」
《$℃*%#&*@§☆!!!》
真さんが、寺に何と言っているかは、聞こえないが…
驚き、焦っているのは……感じ取れた…
「…ああ…それは大丈夫…雅のお母さんには、紹介と…説明と…理解をもらったから…
真にぃ…みたく…分からず屋じゃない…いいお母さんだったよ――――――…」
寺が…真顔で…厭味言ってる…