男気花飾り。
第2章 フェイクファーの魅力。
『そんな兄が…理由はともあれ…親友を連れてきた…』
「///あ…ああ…」
俺!!!やっと声が出てきたが…
【女装】だの“親友”だの…暴露が多すぎて……
何を発すればいいのかが…解らない…
「雅も……///」
寺は、空の“親友”発言に……うれしそう?
『で、街で出会ってしまったのもありますし。
寺長根さんに、さっきの状態で隠し続けても…ややこしくなるだけだと考え…
父に手を合わせる、誠実さを信じ…兄の【女装】趣味をカミングアウトしました!!!』
「雅!!!空ちゃん!!!すげぇ!!!」
「……ああ…すげぇ奴なんだよ…」
俺と寺は…空の話しに…なるほど…と…納得していた…
あの短時間で、空気もその後の展開も読むとは…
我が妹ながら凄い才能だ…
『じゃあ、後は二人で…話し合いなさい!!!』
朝姉ちゃんの閉めを聞き…空と朝姉ちゃんはリビングを出て行こうとした!!!
「おい!!!どこ行くんだよ!!!」
まだ、向かい合って…話す自信は俺にはないぞ――――!!!