男気花飾り。
第2章 フェイクファーの魅力。
『ソーちゃん、塾の時間!!!ちなみに…遅刻しそうだし…
それに…親友には自分でちゃんと伝えて、理解してもらいなさい!!!
マーちゃん…彼なら大丈夫』
朝姉ちゃんの…大丈夫で…スッと気持ちが少し軽くなった…
朝姉ちゃんの…人やモノを見る…見抜く力は……
ずば抜けているから……
この姉妹…マジで凄いから…怖いくらいに…
『マーちゃん…頑張って。』
空は塾のかばんを肩からかけると…バイクのヘルメットを被った…
そして…朝姉ちゃんのバイクの後ろに跨がり…
爆音とともに…塾へと向かった…
再び…この家には…
俺と…寺の…二人っきりと…なった―――――――…
が――――――…
気まずい……泣きたい…
いや…
すでに泣いてるかも…俺…