男気花飾り。
第25章 【最終章】ティアラブローチをワンポイントに!
目の前には――――――…
寺によく似た…男性…と…
真さんに似ている…女性が座っている…
紛れも無く…寺の両親…
リビングのテーブルに向かい合うように座った俺達は……
話しかけるタイミングを…伺っていた…
『……で…話って…何?』
沈黙を破ったのは…
寺のお母さんだった―――…
寺のお母さんは…黒髪がとても綺麗で…真さんの…目鼻立ちがスッとしている所は…母親譲りなのだろうと…思った…
ここまで…真さんに似ていたら…
考え方も…母親譲りなのかもしれない…
放課後の…真さんの拒絶を思い出し…
胃がチクチクしてきた……
「父さん…母さん…
俺達―――――――付き合ってる…」
寺の……突然の告白に…
リビングは…
更に…静まり返った……