男気花飾り。
第2章 フェイクファーの魅力。
「――――で…整理すると…
雅は、女モノの服や髪型、メイクが好きなだけで…
【女装】はマジ趣味と…
女になりたい訳でもないし…
……男が好きな訳でも…ないと…」
俺は、ゆっくり説明した
時間はかかったが、寺の変な誤解はなくなった…
理解するのは難しいとは思う…
だが…寺は、なんとか【女装】は、男の俺の一趣味だと納得した……
「“変態”の部類だと…
自分でも解ってるつもりだし…成長してきたら……続けられない…趣味だから……」
「……そっか…期間限定の…趣味って訳か…」
俺はコクンと…頷き…
上目遣いで…寺を見る…
「///……可愛いのに…もったいねーな…」
と……肩に置いた手に力が入った!
「イテっ…寺!肩…痛いって」
「あっ!!!わりぃ」
パッと手を離すと…
ハハハハって笑ってた…
変な奴…
でも、俺は……その笑顔に……
緊張が溶けて行く感じがした………
「寺が……///親友///で、よかった…」