男気花飾り。
第31章 【番外編④】完熟花飾り
「お〜い!夏く〜ん」
カウンターから優香さんの声がした
「ん〜、呼びました?」
濡れた手をタオルで拭きながら…カウンターに顔を出した
「今、マサ君のお母さんの事務所からコーヒーのデリバリー頼まれたんだけど…
会議があるのか…結構な量でさ〜…
いつもマサ君が行ってたけど大変そうだから、夏君、手伝ってあげて?」
優香さんは、何台かで大量にコーヒーを入れていた…
いつもなら、皆川一人で大丈夫な量なのに…珍しいな…
「いいっすよ。食器洗い終わったし」
俺は、デリバリー様の準備を手伝った…
そ〜言えば…
皆川のお母さんって…会ったことないなぁ…
皆川似なのかな…?
うわ…想像つかないな…
流石の量に…優香さんはワタワタしていた…