男気花飾り。
第31章 【番外編④】完熟花飾り
「あ〜!マサちゃ〜〜ん!
ありがとう〜!重くなかった?」
事務所の奥から、皆川を気遣う声が響く…
「母さん…大丈夫。高木も手伝ってくれたから」
俺は、奥の人影に「ど〜も…」と挨拶をして………
固まってしまった…
皆川のお母さんは――――…
もろ…俺のタイプ…
ど…ドストライク…じゃん!
だらし無くない!熟女!!
あ〜…なんて言っていいのか…伝わらないかも!
綺麗なんだよ!でも、女の色気が…余裕になってるんだよ…で、年下の扱いになれてて…でも、少女の様な笑顔を時折見せる……
あ〜〜……見つけた……
「あ〜!君が、高木君?
いつも、マサちゃんがお世話になってます!
これからも、よろしくね?」
「は…はい。
皆川のお母さんって…名前は?」
キョトンとする顔も……
いい!!
「変な事…聞くのね?
“菊”“皆川菊(ミナカワ・キク)”よ?
おばちゃんみたいな名前でしょ?
でも、私は気に入っているのよ?」
菊…さん…か…
素敵な名前だ!
「……菊さん、これからヨロシクお願いします。」
「高木〜、ここにセットして後は、セルフでやるって……って…高木…大丈夫か?聞いてるか?」
「ああ…大丈夫だ!
皆川―――…俺、おまえのお父さんになれるよう、頑張るから!!」
「――――――はい?」
俺の青春は……
始まったばかりだ――――…
====【END】====