男気花飾り。
第34章 ☆番外編☆聖夜花飾り
ショックで……
声をかけられて……声出せない俺は…
愛想笑いのまま――――…
固まってしまった――――…
寺に――――…
背を向けられた……
つい――――…
動揺した顔になってしまう…
「あれ〜?彼女、ど〜したの?
待ち合わせの相手…来ないの?
なら、俺達と遊ぼうよ〜!イブに男だけじゃ…つまんないからさ〜」
ナンパ男の手が……
俺の腕を掴む―――――…
寺の…背中…
「―――…てら」
ど〜して!!
振り向いて――――――…
やっぱり…こんな…
俺のこと…嫌いになっちゃったのかな?
自然と…涙が――――…
ポロリと…瞳から落ちる…