男気花飾り。
第4章 美脚ヒール。
サスサス…サスサス
こっ擦るな!!!…いや…だ…
俺は…目をギュッと閉じ!!!堪えた!!!
くそ!!!くそ!!!くそ!!!
「……君…可愛いのに…男の子だったんだ…
こ〜されたくて…こんな格好してるの?はぁ…はぁ…」
「!!!」
耳元で息を荒くした痴漢が……囁く…
(ちっ…違う!!!)
サスサス…サスサス…
「あれ〜…はぁ…はぁ…
固くなってきた……あああ…カマチンポ…固いよ?」
「!!!!!!」
確かに!!!嫌でも…男は刺激を与え続ければ……固くなる…
でも!!!嫌だ!!!
―――――――――寺!!!
「!!!雅―――――――!」
「テラ……タスケテ…」
「!!!雅!!!」
俺は、寺の胸に寄り掛かり!!!涙目で…見上げる!!!
サスサスサスサスサスサスサスサスサスサス!!!
嫌!嫌!嫌!嫌だ!!!
「!!雅!」
グイッ!!!俺は!!!寺に抱き寄せられ!!!
腕の中に納められ!!!混雑した電車のなかで回転した!!!
寺は!!!俺を抱きしめ、痴漢に背中を向け…俺を――――――――
助けてくれた――――