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男気花飾り。

第4章 美脚ヒール。

「ちっ…」



痴漢の…舌打ちが……



聞こえた――――――…






俺は…寺の…腕のなかで…



震えていた…




「…雅…大丈夫だ…大丈夫だ――――――大丈夫だ」


「寺…寺―――――…」



俺は…………




寺の腕の中で―――――…



涙を堪えていた…





悔しくて……気持ちわるくて…





………俺は…やっぱり……


あんなヤローから見たら……



……変な性癖の…―――――…



オカマにしか……



見えないのか―――――…




「雅……大丈夫だ…」




寺は…俺を強く抱きしめて…



何度も…何度も…



“大丈夫…”って……




言ってくれた……



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