男気花飾り。
第6章 繊細なレース。
寺の選んだカフェは…通りの道を一本奥にはいった所にあった…
静だし…夏は緑も多そうな場所…
「コーヒーが美味いらしいぞ」
と…寺は、自然に繋いだ手をギュッと握る…
俺はコーヒーが好きだ!
期待して顔がにやける!
カフェに入ると…心地好いBGMとコーヒーの香りに…
リラックス出来る…
外が寒かったから…カフェの暖房が、ありがたい。
「雅、奥空いてる…」
手を引かれ、奥の席に座る
「ここの席なら、雅も声だせるだろ?」
「あ…だな。」
テーブルとテーブルの感覚が広く、広々と贅沢にスペースを使った作りで、普通にしゃべる分には…隣を気にしなくていいくらいだ…
「いい店だな…」
「だな。」
寺は、ニカッと笑った……
なっ…何だよ…ドヤ顔か?
たまたま、見つけたカフェだろ〜が!
「…わりい…トイレ探して来る…」
俺は、席を立ち外にトイレを探しに行こうとした…