テキストサイズ

彼がロックを奏でたら。

第2章 本性

「うそ、正也…?」

私が驚いた顔で呟くと、正也は眉をひそめた。

「なに、あなた…まさか正也のファン?どういうことなの正也、ファンと一緒にいるなんて…」

「マネージャー、とにかく俺はもう弾かない。ライブしたいなら他のやつに頼んでくれ」

正也はそう言うと、再び私の腕を引っ張った。

「正也!待って!」

女性マネージャーが追いかけてくる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ