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彼がロックを奏でたら。

第2章 本性

しばらく走っていると、マネージャーは追って来なくなった。

諦めたんだろうか…

息を切らしながら、私と正也は雑居ビルの中に入った。

階段に座って息を整える。

チラッと正也の方を振り向くと、ちょうどサングラスを外すところだった。

正也だ…本物だ。

急に胸がドキドキし始めた。

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