テキストサイズ

彼がロックを奏でたら。

第2章 本性

視線を感じたのか正也がこっちに振り向いた。

私は慌てて目をそらす。

「なんだよ、RAINの正也だってわかった途端に態度変えるんだな」

「そんな、こと…」

私は恥ずかしくて俯いた。

「RAINのファンらしい。見た目だけで、なにもわかっちゃいない」

「え…?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ