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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第18章 瑠衣の変化

「あ、あたしがいるってわかってて…?」


うん、と言ってパソコンに目を向ける瑠衣の横顔を、あたしはじーっと見つめていた。


「そういえば先輩、雅さん大丈夫でしたか?」


いきなりの会話に、驚きながらも帰ってしまったことを申し訳ないと思ったあたし。


「あのときはごめんね?

雅とは大丈夫だよ!普通だから」


「普通…か。先輩、僕…



陸さんから全部聞きました」


えっ……


陸から聞いたって…なにを…?


きょとんとしてるあたしに、瑠衣は悲しそうな顔をした。


「一緒に住んでるんでしょ?」


「…!!!


な、んでー…」


陸ってば、どうしてそのことを言ってしまったの!?


瑠衣が知ったら…


「ちゃ、ちゃんと理由があるんだよ?これはねー…」


「それも聞きました。

ただ、正直に言ってほしかっただけです。でも、僕は先輩にとっては“ただの後輩”ですから」


ただの後輩。


その言葉に、なんだか重たい気持ちを感じずにはいられなかった。

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