
甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第22章 真相と決意
千晶のお姉さんが雅の婚約者だとかそんなことは関係なく、あたしは千晶を…
本当の友達だと思ってる。
その気持ちに変わりはなかった。
「心乃…ありがとう…
あたしね、心乃も大事な友達だから…
心乃のこともお姉ちゃんのことも応援したい。けど…」
千晶の言いたいこと、ちゃんとわかってる。
それに…あたし、お姉さんのことちゃんとわかってなかったみたいだ。
大学で会ったときの誇らしげな笑みは、あたしへの敵対心もあぅたけどそれだけじゃない。
恋をすれば誰もが持つ、嫉妬心だったんだ。
自分の婚約者と女の子が一緒にいたら、誰だって嫌に決まってるのに。
あたしは、雅の結婚が破棄されて自由になることだけが雅の幸せだと思ってたけど…
もしかしたら、違うのかもしれない。
「千晶」
どうしたらいいのか俯いていた千晶は、はっと顔を上げた。
「心乃…?」
あたしの表情がいつもと違うことを察したのか、不安げな瞳を揺らす千晶。
あたしができること。
あたしがすべきこと。
間違ったやり方になるかもしれないけど、こうしてみようって思えたから。
「あたし…
お姉さんと話したい」
やってみようって思えたんだ。
本当の友達だと思ってる。
その気持ちに変わりはなかった。
「心乃…ありがとう…
あたしね、心乃も大事な友達だから…
心乃のこともお姉ちゃんのことも応援したい。けど…」
千晶の言いたいこと、ちゃんとわかってる。
それに…あたし、お姉さんのことちゃんとわかってなかったみたいだ。
大学で会ったときの誇らしげな笑みは、あたしへの敵対心もあぅたけどそれだけじゃない。
恋をすれば誰もが持つ、嫉妬心だったんだ。
自分の婚約者と女の子が一緒にいたら、誰だって嫌に決まってるのに。
あたしは、雅の結婚が破棄されて自由になることだけが雅の幸せだと思ってたけど…
もしかしたら、違うのかもしれない。
「千晶」
どうしたらいいのか俯いていた千晶は、はっと顔を上げた。
「心乃…?」
あたしの表情がいつもと違うことを察したのか、不安げな瞳を揺らす千晶。
あたしができること。
あたしがすべきこと。
間違ったやり方になるかもしれないけど、こうしてみようって思えたから。
「あたし…
お姉さんと話したい」
やってみようって思えたんだ。
