甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第5章 試された!?
「〜〜っ。わかりましたよっ!
で、どこで着替えればいいんですか!」
半分諦めたようにヤサグレるあたし。
「あのさ…」
雅はこちらにカツカツと足音をたてて近づいてくると、あたしの顎を親指と人差し指で持ち上げた。
無理やり雅の顔に向かされる。
「お前、俺に雇われてること忘れるなよ?
お前の親父さん、クビになっちゃうかもよ?」
クッと笑う雅に、あたしはふつふつと腹立たしさが込み上げてくる。
パンッ!!!
メイド服を持っていない方の手で、あたしは思いっきり雅の頬を叩いた。
「あんたの言う通り、世の中の金持ちは親を使って自分の気に食わない人を蹴落とすんでしょうけど…
親のために頑張ろうって思う子どももいるの!!
あたしはお父さんのためにここで働く!でもそれはあんたに屈したわけじゃないんだからっっ」
全部言い切って息がハァハァ言ってるけど、気分はすっきりした。
世の中の金持ちの子どもに言ってやりたいわ!
「…………」
叩かれた頬を押さえたまま俯いてる雅。
で、どこで着替えればいいんですか!」
半分諦めたようにヤサグレるあたし。
「あのさ…」
雅はこちらにカツカツと足音をたてて近づいてくると、あたしの顎を親指と人差し指で持ち上げた。
無理やり雅の顔に向かされる。
「お前、俺に雇われてること忘れるなよ?
お前の親父さん、クビになっちゃうかもよ?」
クッと笑う雅に、あたしはふつふつと腹立たしさが込み上げてくる。
パンッ!!!
メイド服を持っていない方の手で、あたしは思いっきり雅の頬を叩いた。
「あんたの言う通り、世の中の金持ちは親を使って自分の気に食わない人を蹴落とすんでしょうけど…
親のために頑張ろうって思う子どももいるの!!
あたしはお父さんのためにここで働く!でもそれはあんたに屈したわけじゃないんだからっっ」
全部言い切って息がハァハァ言ってるけど、気分はすっきりした。
世の中の金持ちの子どもに言ってやりたいわ!
「…………」
叩かれた頬を押さえたまま俯いてる雅。