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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第5章 試された!?

「お、お前…ははっ。

お前みたいな奴、いるんだなっ」


あたしみたいな奴?

雅はまだ笑ってるけど、さっきよりは落ち着いてきたようで少し深呼吸をしていた。


「な、なにがそんなにおかしいんですか…?」


よくわからないまま、あたしの頭はハテナだらけだ。

雅はそんなのお構いなしで、あたしの顔を見るだけでまた笑ってる。


だからなんでそんなにおかしいんだよ!


まだかと思っていたら、やっと雅も口を開いた。


「親父に言われて仕方なくつけたメイドだったけど…

心乃、お前なら俺を楽しませてくれそうだ」


初めて名前を呼ばれ、不覚にもドキッとしてしまう。


「仕方なくって…どういうことですか?」


ドギマギしながらも平然を装う。

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