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それでもきっと

第2章 にんじん



「で?可愛い子の家だったか?」

「生憎、顔の良く整った男の家だったよ」


そう告げると友人は肩を落とした。

落とした、と思ったがすぐに肩を上げ満面の笑みを浮かべながら俺の手を取った。


「そいつから可愛い子聞き出せ!」

「嫌だ断る」

「何でだよ!男同士仲良くするべきだろ」


この後しばらく似たようなやり取りが続き、それが堪えたのか頼み事ではなく質問に変えてきた。


「そんなに行きたくない理由でもあんのか?」

思わずギクリとしてしまった。
昨日の今日だ。できれば会いたくない。

今日に限らず今後も、だ。


「まさか、お前…その男抱いたのか?」

「んな訳あるかよ!」

黙る俺に信じられないと言った様子で尋ねる友人。

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