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2分後…



救急車の中で僕たちはお互いに手を握りあっていた。



そうしないと、恐怖心に負けてしまいそうだから…












杏奈ちゃんを蝕む悪魔に…負けてしまいそうだから…









僕たちはみんな震えていた。



杏奈ちゃんの手を握るしょーさんの手も。




救急隊の人が一生懸命杏奈ちゃんを生かそうとしても…




杏奈ちゃんの顔は苦しそうなまま。





救急隊①「もう少しで着きます!!」


救急隊②「はいっ!!」





しばらくして病院が見えた。





窓から見えた病院は…




翔「…嘘だろ…」















しょーさんが働く…




いや、















しょーさんが利用されている病院だった…