私の日常♪
第14章 仲間
私は、確かに麻友姉に向かって走った…
なのに…
スッ…
麻友姉に抱きつくどころか、ぶつかりさえもしなかった。
杏「麻友姉…?どうして…?私たち…お互いに死んでるから触れるでしょ?」
不思議でたまらなかった。
私は死んだはず。
なのに…なんで?
考えていたら麻友姉が笑みを浮かべていた。
麻「残念。ハズレ♪確かに私は死んだ。でも、杏ちゃん、あなたはまだ死んでいない。ほら。」
麻友姉はそう言った。
意味がわからなかったが、麻友姉の指差す方向を見た。
そこにはさっきまでの真っ黒な世界はなかった。
代わりに、すごい勢いで流れる川があった。
その向こう岸は…
赤々と燃える、まさに『地獄』だった。
つまり…
杏「私はまだ…生きてる?」
麻「もちろん。」
みんなとまだ居れる
それが嬉しくてたまらなかった。
でもその時、私にはある疑問が浮かんだ。