テキストサイズ

私の日常♪

第14章 仲間


パァ…




ゆっくり現れた扉とモニター。




モニターには、病院の監視カメラのような映像。




そこに居たのは、私が会いたくてたまらないみんなだった。



こうして生じゃなくても姿を確認するだけで無性に櫻井さんに触れたくなる。




なぜかはわからないけど、櫻井さんに…安らぎを求めたくなる。




なにやら思い詰めた様子のみんなは、天井に向かってなにか言っている。



よーく聞いてみると…




翔「杏奈ちゃん…」

智「待ってて…」

雅「俺たちが…」

潤「助けるから…」

和「帰っておいで…」












翔潤雅和智「杏奈ちゃん、早く…







幸せになろう!!!!!!」








ブワッ






そんな効果音が聞こえるぐらい、一気に涙があふれでた。





『幸せになろう』






そう言ってくれた。




つまり、私が帰ることを望んでくれている。














「帰らなきゃ…」














ふいにそう思った。






そしてゆっくり、扉に向かって歩きだした。




そこで麻友姉はこう言った。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ