テキストサイズ

私の日常♪

第10章 能力の裏には〜過去〜

智「だから、親や大人に利用されてるだけだとしても?」




『利用』…?





大人たちが俺を使う?






翔「そんなバカな…」




無意識に声に出ていた。





智「そうだよね…オイラも嫌だ。この能力はオイラのものなのに…」





ホッ…




よかった…




智くんも嫌なんだよね…




翔「智くん、どうにかできないの?」

智「わからない。今から抗議したら間に合うかも…まだ確定したわけじゃないって父ちゃん言ってた。」





なら…



翔「行くしかないだろ!!」

智「だよな!!戻ろう!!」

翔「おぅ!!」






俺たちは走って部屋を出た。













急げ!!



早くしないと…!!















俺の頭の中はそれしかなかった。















俺が利用されるなんて嫌だ!!




今まで、俺は親父たちの言うことをほぼ全て聞き入れて、『いい子』に育った。




でもっ…!



こんなのあり得ねーだろ!!











バタン!!





翔「おい親父!!どーゆーことだ!!」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ