
俺は玩具?【BL】
第8章 心配
「昨日、同じ学年のヤツから電話が来たんスよ」
同じ学年のヤツ…
多分、首を怪我した後輩の事だ
「…だから内容は全部知ってます
……何でバスケなんかしたんですか?」
ここまで知っているなら、正直に自分の考えを話そうか
そう思って、口を開いた
「……長野は…
…そんな悪い奴じゃないと思う」
「は…?」
ドン!!
「…ッ!」
隼人の拳が俺の真横にあった
壁を思いっきり叩いたのだ
「何を言い出すのかと思えば…
あいつは悪い奴じゃない…?
先輩なに考えてんですか
人を簡単に傷付ける奴のどこが悪くないんですか!」
