新婚生活?
第6章 気持ちは、素直に言え(笑)
ヤバいな…。
てか、二人とも、マジで酒弱すぎ(笑)
とりあえず、ほっとく訳にもいかないし…
「おいっ、雅紀っ!」
「ん?ニノなに~?」
「なに?じゃ、ねぇよ。Jが潰れたから、お前送ってけ。」
「うそっ!酒飲ませたの?」
「ちげぇよ、勝手に飲んだんだよ。」
「わかった!」
雅紀が、タクシー呼んでる間に、
俺は、幹事の先輩に話をつける。
「友達、ちょっと具合悪いんで、俺帰りますね。」
「えーっ、もっと話そうよ。」
「すいません、ちょっと、…いつか、埋め合わせするんで、」
「いいよ、蘭奈のために帰ってあげな。」
無駄に勘のいい先輩に感謝しつつ、
らんな先輩を運ぶ方法を考える。
「ニノっ!助けて!」
「ちょっ、人を引きずんなや(笑)」
しょうがなく、中々起きないJを、引っ張りながら、タクシーへ詰め込んで、雅紀と一緒に帰ってもらって。
俺は、もう一人の困ったさんのとこへ。
「ほら、先輩?起きて、おーきて!!」
なんて揺らしても起きる様子はない。
ま、Jより軽いからいっか。
なんて思って、お姫様抱っこで、運ぶ。
寝てんのに、俺の首に手、回してくるとか、
ホント可愛いわ。
「………ってよ。」
「ん?なに?起きた?」
「すきぃ、、って、、言ってよ、、、和…」
…寝言ですか。Σ( ・Д・ )
「寝ぼけてるの?」
スゥ…と寝息が聞こえるってことは、そうだよね。
それにしても、俺、そんなに自分の気持ち言ってなかったっけ…?
こりゃ、ちょっといじめすぎたかな。