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ショタを好きになっちゃいけないんですか?!

第2章 家庭教師、いざ出陣!

「はい、お母さん」


台所からこちらへと静かに歩いてくる春人くん。


「春人がね、勉強見てて欲しいっていうの」



「え?勉強……ですか?」



「そう。琉衣ちゃん、昼に家庭教師のチラシ貼ったんだってね。それで私が帰ってきたときに相談してきたのよ」



へ……そうなんですか……



ちょっと意外……?



「あの、それで……は、春人くんは中学受験の勉強を教えてもらうことでよろしいですか?」



「あら、春人今年高校受験生なのよ」



なぬっ?!



「言ってないの、春人?」



「……僕、中三なんです……」



少し唇を噛み締めて春人くんはそう言った。


顔から血の気が引いた。


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