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本当の自分

第6章 J は・・・?

「ニノ、風邪か?熱あるんじゃねぇ?病院行くか?連れて行ってやるよ」


焦り顔のJ。

おでこや、首筋を触る。

俺はその手をそっと握った。


「風邪なんかじゃない。熱なんかじゃない。
体が熱いの・・・何とかして・・・J」

「えっ・・・?」


驚くJ。

しばらく俺を見つめた。


「ニノ、俺でいいのか?」

「うん・・・俺の熱、冷まして」


Jの顔がゆっくりと近付いてきた。

俺はそっと目を閉じた。






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