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本当の自分

第6章 J は・・・?

Jは、俺をそっとベットに寝かせてくれて、布団を掛けてくれた。


「ニノ、おやすみ。ゆっくり体、休めろよ」


もう帰っちゃうの?
Jは・・・してくれないの?

・・・えっ?!

なになに・・・俺何考えてるんだ?
俺、どうしちゃったんだ?


「何、ニノ・・・どうしたの?」


俺はJの腕を掴んでいた。


「もう少し時間、いいでしょ」

「うん・・・少しくらいなら」


駄目だ!
これ以上口開いたら俺、変な事言っちゃいそうだ。


「ねぇ、本当にどうしたの?」

「J・・・俺・・・体が・・・熱いの」


涙目で訴えてしまった。



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