テキストサイズ

本当の自分

第10章 みんなのもの

浴槽にお湯を入れながら、二人で入った。
後ろから優しく抱き締められ、時々肩や首に
ついばむようなキスをした。


「ニノ、好き・・・大好き。
俺だけのニノになってほしい」

「・・・」

「黙ってないで答えて」


言ってもいいのかな・・・?


「メンバーで、
好きなやつがてきた・・・とか?」

「俺・・・」


お湯が胸のあたりまで溜まった。
少し熱めのお湯の中で、ギュッと抱き締めてくれた。


「ありがとうJ、嬉しいよ」

「えっマジ?!それじゃあニノ・・・」


俺の体を自分のほうへ向けるJ。
ギュッと抱き締めた。


「でも・・・
Hのときの意地悪なJは好きじゃない」

「いやぁ・・・その・・・ねっ!」

「俺もJの事、好きだよ。でも・・・」

「でも・・・何?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ