テキストサイズ

なの×なの!

第3章 紗羅

「まあまあ、この子も両親が亡くなって悲しんでるんだし、ね、紗羅。」

「で、でも···」


「紗羅。」


「はい···。」


少ししょんぼりしているのがわかる。が、すぐにこっちを向いて指を指す。


「ふ、ふん!!宮野様に引き取られることを感謝しときなさいっ!!!」

1つ1つの動きがかわいい。とても、怒っているようには聞こえない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ