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陽だまりの仮面 -嘘-

第2章 陽だまりの・・・・・・

「じゃぁ、牧村さんお願いね?」

「はい、わかりました!」



放課後。


砂羽と一緒に帰ろうと企んでたけど

先生から突如、図書委員を頼まれ、急遽委員会。


本来なら、文句の1つでも言ってその場を逃げてるあたしだけど

“良い子”のあたしは逃げるわけにも行かず……。


でも、お陰で帰るまで一緒に帰ろうとしつこかった木山の誘いを断る事が出来たから良かった。


図書委員なんて、やるような柄じゃないんだけれど

別に本が好きな、今流行りの図書娘でも何でもないのだけれど



毎週水曜日



花木君が、図書室で放課後勉強してるという情報をゲットしたあたしは

ただ、それだけの理由で図書委員に立候補。


花木君が来るであろう水曜日を


まだかな~♪

まだかな~♪

まだかな~~♪


って楽しみにしつつ、早半年。



当初の目的の花木君は、一向に現れてませんが


何か?




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