
陽だまりの仮面 -嘘-
第10章 初デート
そんな悠希はあたしの変化に敏感で、しかも鋭い!
小学校の時、あたしが誰かと両想いだという噂を聴きつけて来た悠希はその男子を威圧で脅したくらいだし。
中学の時も、たまたま帰りが一緒になった同じ部活の男子に長身を活かして思いっきり上から見下ろし
『手ぇ出したらどうなるか…』
なんて、全然そんな関係でも何でもないのにその男子を縮み上げたくらいだ。
そんな悠希に花木君と明日デートなんてバレたら絶対ついてくるに違いない!
それは絶ッッ対に、困る!!
「はっ!?な、何言ってんの?!
ちちち、違うし!!」
悠希の誤解…
いや、誤解じゃないんだけれど、この際誤解を解こうと両手を顔の前でブンブンと左右に振ってみせ、
違うよーとアピるあたしを、完全に疑い眼で見る、悠希。
「なんか、怪しい…」
いやいや…
その、薄目…怖いんですけど…。
「怪しくなんてありませんっ!!」
「ほんとか?」
「ほんとだし!!」
というか、
「悠希こそ、いい加減彼女作りなよ!!」
いや、マジで。
小学校の時、あたしが誰かと両想いだという噂を聴きつけて来た悠希はその男子を威圧で脅したくらいだし。
中学の時も、たまたま帰りが一緒になった同じ部活の男子に長身を活かして思いっきり上から見下ろし
『手ぇ出したらどうなるか…』
なんて、全然そんな関係でも何でもないのにその男子を縮み上げたくらいだ。
そんな悠希に花木君と明日デートなんてバレたら絶対ついてくるに違いない!
それは絶ッッ対に、困る!!
「はっ!?な、何言ってんの?!
ちちち、違うし!!」
悠希の誤解…
いや、誤解じゃないんだけれど、この際誤解を解こうと両手を顔の前でブンブンと左右に振ってみせ、
違うよーとアピるあたしを、完全に疑い眼で見る、悠希。
「なんか、怪しい…」
いやいや…
その、薄目…怖いんですけど…。
「怪しくなんてありませんっ!!」
「ほんとか?」
「ほんとだし!!」
というか、
「悠希こそ、いい加減彼女作りなよ!!」
いや、マジで。
