
陽だまりの仮面 -嘘-
第14章 流れる心
――――ドサッ
「つ…疲れたぁぁ~~……」
部屋に入って、着替える気力もなく
即ベッドへダイブ。
今日1日……無駄に何だか知らない気疲れをした感じ…
「はぁ…」
だらしなく放り出した、自分で言うのもなんだけど細くて綺麗な両腕を頭の後ろで組んで
見慣れた真っ白い天井を見上げながら、今日1日を振り返って
「はぁ……」
静まり返った部屋の中、溜息だけを響かせる。
「今日は疲れたな……」
漏らす気がなくても、ポロリと漏れる心の底からの言葉。
いや、だって…ほんと…。
無駄に疲れた…。
