
陽だまりの仮面 -嘘-
第17章 陽だまりの中で・・・・
もう十分なペナルティ受けてるような気がするんだけれど?!
てか
そもそも
「何で・・・?」
「ん?」
「何で、ペナルティーなの…?」
感じた疑問。
何で、?
そして、何のペナルティー??
そこが良く分からない。
あたしの疑問に、花木君はあたしとの距離を離す事なく、相も変わらず近い距離で
「う~~~~~~~ん…」
と、斜め右上に目線を向け考えてる素振りを見せ
あたしは、その素振りに思わず、この状態なのにも関わらず
考えないと分からないのか!!
と、ツッコミそうになったけど、その言葉を飲み込む。
「というか…」
「・・・というか…?」
「罰ですから」
はっ?!
あたしの疑問の答えに全くなってない返答をにこやかに笑って答えた花木君は、左手で再びあたしの右頬に触れ
「次は、力、抜いてくださいね」
吐息に近い声で小さく、唇と唇が触れるか触れないかの距離で囁き
再び、あたしの唇に温もりを落とした。
