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陽だまりの仮面 -嘘-

第4章 恋人ごっこ2日目

黒とグレーのマフラーを口元覆うように巻いてる花木君。

彼の後ろで輝く朝日が、まるで彼だけを照らしてるようで

まるで、彼を輝かしてるかのように輝く朝日が後光にすら見えて、胸キュン。


思わず、眩しさに目を細める。



あぁ……もう、朝からカッコ良過ぎだし、花木君!!

朝日を我が物にしてしまう、花木君!!

流石過ぎる!!!



朝から悩殺され気味なあたしはドキドキハイテンション。



「じゃぁ、行きましょうか」


「はい!」



あたしのテンションとは真逆の

至って冷めたテンションの花木君は、あたしの鞄をスッとあたしから取って自分の自転車の籠に入れて



「後ろ、乗ってください」



目だけ後ろの荷台へ促す花木君。



「えっ!?」


「既成事実作るんでしょう?」


「そう…ですけど……」




朝から花木君の後ろなんて、心臓が1日持たないかもしれないんですけど……





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