天使
第2章 仕事
今日は町内パトロールの日です。
町内を巡廻して、邪な思いを抱いている人がいないかチェックするのです。
公園の近くを歩いている時、誰かの心の声が聞こえてきました。
(誰も見てないし、ネコババしてやろうか!?)
さっそく、天使レーダーを使って探索開始です。
居ました!あの青年です。
どうやら、財布を拾ったようです。
中を覗いて迷っています。
天使波に囁きをのせて、送ろうとした瞬間…
あらぬ方向から、別の囁きが聞こえてきました。
[やったね!ラッキーじゃん!]
[当然もらっちゃうんだろ。]
[落とした奴が悪いんだよ!自業自得ってやつだよ。]
やられました!
悪魔に先を越されてしまいました。
こうしてはいられません。
私も急いで囁きを送ります。
[交番に届けようよ。]
[落とした人はきっと必死になって探してるよ。]
[ネコババしたって、後ろめたいだけで愉しくないよ!]
青年は財布を覗き込みながら考えているようです。
町内を巡廻して、邪な思いを抱いている人がいないかチェックするのです。
公園の近くを歩いている時、誰かの心の声が聞こえてきました。
(誰も見てないし、ネコババしてやろうか!?)
さっそく、天使レーダーを使って探索開始です。
居ました!あの青年です。
どうやら、財布を拾ったようです。
中を覗いて迷っています。
天使波に囁きをのせて、送ろうとした瞬間…
あらぬ方向から、別の囁きが聞こえてきました。
[やったね!ラッキーじゃん!]
[当然もらっちゃうんだろ。]
[落とした奴が悪いんだよ!自業自得ってやつだよ。]
やられました!
悪魔に先を越されてしまいました。
こうしてはいられません。
私も急いで囁きを送ります。
[交番に届けようよ。]
[落とした人はきっと必死になって探してるよ。]
[ネコババしたって、後ろめたいだけで愉しくないよ!]
青年は財布を覗き込みながら考えているようです。