テキストサイズ

ある晴れた日のこと。

第1章 同じ。



ここは私立湊高等学校。

県内でも有名な施設の充実した学校だ。


広いグラウンドの隣には、全国大会を行ったこともある陸上競技場がある。

そのため、陸上をやるためにこの学校に入学した人が多かった。



わたし、田原七海は施設を気にすることなく、ただ家から近いからという理由で選んだこの学校。

そのことを入学してできた新しい友達に言うと、とても驚かれた記憶がある。

学校選びに通いやすさも大切。とわたしは思うんだけど、そんな人七海だけだよとも言われた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ