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ある晴れた日のこと。

第4章 バスの心臓。



クラス中が真剣に楽しくビンゴをやっている中、

クラスの中で二人だけ、

ビンゴをやっていること自体を知らないかのように他のことに集中している人がいる。



一人はわたし。

理由は二つあるんだ。

一つは実はわたし、ビンゴを幼稚園のときから何度も何度もやったけど、

なんと一回もビンゴになったことがない。

だから、もう運がないことは十分にわかっているのでやる気がないのだ。



もう一つの前にもう一人は…………





わたしの隣にいる





岩谷陽…



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