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ある晴れた日のこと。

第6章 怒りの悲しみ。



「あの…

陽君……?」



わたしがこの状態に耐えられず声をかけると、陽は少しずつ離れていった。



急に心も体も寒くなる。



抱きしめられるって、こんなに温かいものなんだって初めて知った。






「七海…

顔真っ赤…」






どう返せばいいのかわからず、ずっと見つめあったまま固まっていた。



見つめられてわたしの顔がさらに赤く染まっていくのがわかった。
















プッ
















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