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ある晴れた日のこと。

第6章 怒りの悲しみ。



真っ赤に色づいていたわたしの頬は冷め、


それと反対に頭の中が赤く燃えていくのを感じた。

















「あんたなんかだいっきらい!!!!!!!!」
















これ以上大きな声は出せないんじゃないかというほどの声で一言叫ぶと、全速力で海の家の方に走った。



何も考えずにとにかく足を動かした。



というより、考えられなかった。




頭の中があまりにも真っ赤に炎上していたから…




水をどんなにかけられても全く消えないほどに……






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