君に恋した冬
第7章 大事なもの
『や…無理だよ…苦いし』
「さっき、俺の携帯見て勝手に落ち込んで
勝手に泣いて、さんざん言ってくれたよな?」
うっ…それは…
「今日はお仕置き…ほら」
親指で下唇をグッと下げられ
そのままアキラの舌が侵入してくる
『ぁふっ…ん』
久しぶりの感覚に心が震える
少しして唇を離し、またビールを飲まされる
徐々に何も考えられなくなってくる
『アキ…ラぁ…』
「由梨…」
アキラの膝の上に乗ったままだということは
もうどっかに行ってしまって
アキラの首に手をまわして
そのキスを味わった
アキラの手が腰に巻き付いている
離さないと言わんばかりに強く…
チュク…チュ…チュパッ…
卑猥な音と、微かに漏れる甘い息が
リビングに響きわたる
『ぁ…ん、んん』
甘いキスに酔いしれていると
アキラの手が服の中に侵入してくる
『へ、部屋…行かないの…?』
「うん、今日はこのまま…」
そう言ってチュウゥッと由梨の首に吸い着いた
そこにはくっきりとアキラの痕が残った
『もし…誰か、来たら…あっ』
両胸を一緒に揉まれる
「来ねえよ…」
『でも、窓から…見…んぁっ』
「もう黙ってろ…」
乳首にチュウッと吸いつかれ、
思わず身体を反らしてしまう
アルコールが手伝ってなのか
久しぶりだからなのかは解らないが
今までよりも一番由梨は感じていた
『はっ、あぁ…んっ』
焦らすようにアキラは胸ばかりを舐めた